お馴染みJYOJI-ROCKの第20回記念大会決勝戦に、本校からAGUNORUSTが出場し、優秀賞を受賞しました。
応募総数252組、決勝進出42組、その中での「Best12」ということになります。
その決勝戦、少しだけこれまでと違う雰囲気が出てきたように思います。
今大会、朋優学院高校〈リュックと添い寝ごはん〉さんが最優秀賞だったのですが、フロア側があんなにも歌っているJYOJI-ROCKを初めて見たような気がします。(いつも自校のバンドの前後しか聞かない不良顧問ですので、「初めて」なんて全部見てきたかのように知った口をきく立場にはありませんが…。)
もちろん、会場のフロアには演奏者も多くおり、演奏者以外の人たちもほとんどがどこかの高校の軽音楽部員とその家族です。盛んに開催される合同ライブや、その他のイベントを通じて、あの場に集まる人たちは、お互いのオリジナル曲をよく知っているコミュニティとなっています。
それに加え、〈リュックと添い寝ごはん〉さんの場合、テレビやラジオでの露出があり、特に知名度があり、それゆえにEggsにアップロードしている音源も聞いてもらえる――という好循環が生じていたように思います。
AGUNORUSTもまた然りであり、あらかじめEggsで音源を公開していたからこそ、フロアのお客さんとの幸福なコミュニケーションが出来上がった――そういう光景が特に印象的でした。その意味でも、Eggsは(関係者の皆様が狙ったように!)都内の軽音楽部員をつなぐハブ(結節点)として機能し始めているように思えます。
そうはいっても、猫も杓子もEggsで音源を公開すれば良いわけではないでしょう。少なくとも以下の条件をクリアしなければ、ああいったライブでの盛り上がりは得られません。
条件1)他校の軽音部員さんに曲を気に入ってもらえる
条件2)ライブ中のテンションが上がり過ぎても演奏が崩れない
また、多くの軽音楽部員にとって、クオリティの高いレコーディング&ミックス&マスタリングをすることは難しく(←をかければ簡単)、そこは今後どうなっていくのだろう?ということは顧問として個人的に関心があります。
いずれにせよ、音楽の作り手と聞き手と、その伝達方法や、ムーブメントの作られ方というのは、今後も興味をもって注視していこう思います。
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日程:2019年4月7日(日)
企画:JYOJI-ROCK U22 GRAND PRIX 2019年春大会 決勝戦
主催:吉祥寺ROCK JOINT GB
場所:同
見学:有料
出演:本校からは〈AGUNORUST 〉
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