2020年 明日のために(1)

本稿「明日のために」シリーズは、2020年4月15日に当部コーチ主催のZoomミーティングの中で話されたことがベースになっています。顧問一人の発想というよりは、コーチから示唆されたこと、その対話の中で気づいたことを整理します。
 
 
 
【部活動ベースでの今後の見通し】
 
・3年生はおそらく引退(9月)まで合同ライブはできない
・おそらく、多くのライブ形式のコンテストは中止になる
・9月の文化祭も、従来のように不特定多数の人を学校に呼ぶなんてできない
 
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・首都圏の軽音楽部の
 「合同ライブ+コンテスト」をベースにした活動が白紙化
 
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・目標や楽しみを失い、モチベーションが下がり、部員が減る

 (本校に限らず、活発に活動をしてきた全国の高校の話)
 
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・「ライブ」を主軸とするアクターがいなくなる
 
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ロックは死ぬ
 
 
 
【ロックバンド全体の見通し】
 
・営業自粛期間の長期化
 
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・全国のライブハウスが閉店を余儀なくされる
・全国のリハーサルスタジオが閉店を余儀なくされる
 
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・音響・照明などの裏方さんの廃業
・「ライブありき」で活動していたミュージシャンの廃業
 
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ロックは死ぬ
 
 
 
これまで、何度となく「ロックは死んだ」と言われてきました。
 
今回も、その一つに過ぎないのかもしれません。杞憂に終わったのなら「前に、アイツ大げさなこと言っていたよな」と笑ってください。
 
※ もちろん、「運よく商業ベースに乗ることのできる”ロックバンド”」が全ていなくなるとは思いません。
いま日本中にいる「密室で大音量で演奏する草の根ミュージシャン」が激減する、という話です。
 
 
もし、このまま「ライブ」「体験」をベースにした、音楽コミュニケーションが衰退するのだとすると、業界の皆さんは、本当にお気の毒な事態です。せっかく業界が「ライブ」「体験」をベースにした形で盛り上がりを見せてきた、そのタイミングでこれですからね。でも、「衰退する」という予測に立つのだとしたら、業界は、ビジネスモデルの大・再編成を余儀なくされたことになります。
 
 
さて、そのような状況下で、「学校の教育活動の一環としての・ライブ活動を前提にしていた、軽音楽部の今後」について、つらつらと書いていきたいと思います。
 
※ 部活動を「教育活動の一環と捉えるか/趣味的で自主的な生徒の集まりと捉えるかか」は学校・顧問によって様々です。本稿ではそれを前者と捉えます。
 
※ どこの馬の骨とも分からない奴に「お前はもう死んでいる」と言われて御不快に思われた業界関係者にはお詫び申し上げます。個人的な見解であるとご理解いただき、ご海容いただければありがたく思います。
 
 
 

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