2017年 JYOJI-ROCK U22 GRAND PRIX 2017年夏大会 決勝戦 8/27

受賞歴など

ライブハウスが主催するコンテストイベントにおいて、〈メチルオレンジ〉がグランプリを受賞しました!

なんでも、

審査員点 1位
集客数  1位
オーディエンス投票 1位

だそうですから、驚きです。集客については、音楽部以外の人も駆けつけてくれていましたから、本当にありがたい話です。

さて、同イベントは、7月の音源審査に始まり、8月中旬の5日間にわたる「本選」を経て、この日の決勝戦を迎えます。
音源審査の総エントリーがどれくらいかは公表されていませんが、本選に出場したのが71組、これに加えて敗者復活戦があって、最終的に決勝戦には34組が出演しました。

「この手のイベントの出演は認めていない」という学校もありますし、「3年生は連盟大会には出るけどこちらには出ない」という学校もあります。一方、「堅苦しい連盟の大会よりもこの手の民間イベントが好き」とか「そもそも部活バンドではないからこの手のものにしか出られない」というバンドもあります。ですから、単純比較はできないのですが、そうは言っても、あちこちの大会で鳴らしたバンドが多数エントリーしていることは間違いありません。また最大2曲ずつ演奏できるのも、連盟の大会との大きな違いです。

〈メチルオレンジ〉は、この夏、本当に気持ちの浮き沈みの激しいシーズンを送りました。

・部内オーディション
「3年生3バンドの中で3番手」と言われ、顧問からも「この夏の勝負曲がその曲(=「欠片」)で大丈夫?」と心配されて焦る。

・連盟大会(準決勝まで)
音源予選審査を無事通過し、準決勝でもBest21にあたる「優秀賞」を受賞するも、「決勝の舞台に進めるのは1校につき2バンドまで」ルールによって、全国大会出場の夢が潰える。

・信州全国総文祭プレ大会(長野県大会)
長野県代表36バンド+他府県代表9バンド の中から第二位に相当する「準最優秀賞」を受賞する。(審査員のコメント用紙は4人中2人が「オール5」。あとの二人も極めて高い評価でした。)
「他府県代表をおさえての受賞は嬉しいけれど、だったら全国大会に出られていたら、どうだったのだろう?」という思いは消えない。

・連盟大会(都大会決勝~全国大会)
都大会決勝の日は、中杉の〈CROCUS〉〈torolo〉の応援に回る。「自分たちもここに出ている人たちに比肩するだけのものを披露できる実力がある」というお墨付きをもらっているだけに、「自分たちはこの中だったらどのような評価を受けたのだろう?」と思うとともに、「自分たちは何をしていればこの舞台に立てたのだろう」ということを分析する。
全国大会も〈CROCUS〉の応援に回り、全部員とともに〈CROCUS〉の全国大会入賞を喜ぶ。

・JYOJI-ROCK 本選
本選出場71組の中で、審査員点最高点を得て、決勝進出を決める。「やっぱり人に認めてもらえるだけの演奏ができているはず!?」

・Suginami Next Sounds
Best3にも入らず。審査員曰く「実力は間違いなくあるのだが、本当にそれが自分たちのやりたい表現なのか、と思えてしまった」(メンバーからの伝聞なので、ニュアンスはよく分からず)。――自分たちで一つの世界観を作るべく努力してきたのに、そのアプローチを否定されたようで、混乱。

・そうして迎えたJYOJI-ROCK 決勝

結果は前述のとおり。この夏、最後のコンテストで最高の評価を得る。しかも、連盟大会で受賞したバンドや、Suginami~で上をいかれたバンドをおさえてのグランプリ。「やっぱり自分たちが信じた道に間違いはなかったんだ!」

以上、本人たちから直接心情を聞いたわけではないのですが、おそらくこんな感じだったのではないかと思います。顧問としても、こうして当人たちが有終の美を飾ることができて、これまでのモヤモヤをメンバーともども解消できたような、そんな気分です。

部員やOBOG、それに保護者の方々はこうした、これまでのメチルオレンジの「浮き沈み」を分かっています。だからこそ、上記のような「集客」「投票」にもつながったのかもしれませんが、それ以外にも、これまで様々な合同ライブやコンテストでメチルオレンジを知って支持してくれた人たち、当日の演奏を聞いて良いと思ってくれた人たち――いろいろな支えがあって、今回の受賞がありました。支えてくださった全ての人たち、ならびにJYOJI-ROCK関係各位に、当人たちに成り代わってお礼を申し上げます。

さて、当日は、2年生バンド2バンドも出場していました。決勝は全体の半分のバンドに何らかの賞が与えられましたが、そのいずれにも絡むことができませんでした。他校には受賞していた2年生もいましたから、「聞き手にイイネ!って言ってもらえるために、どんな技術と表現が必要なのか?」ということをたくさん考えて、練習して、次の発表の機会に備えていきましょう。

〈しーらかんす。〉

〈frogflow〉

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日程:2017年8月27日(日)
企画:JYOJI-ROCK U22 GRAND PRIX 2017年夏大会 決勝戦
主催:吉祥寺ROCK JOINT GB
場所:同
見学:有料
出演:本校からは〈frogflow〉〈しーらかんす。〉〈メチルオレンジ〉

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