今年も行ってきました、北志賀ホリデーイン@竜王高原。34期卒のコーチが高2の時から利用している、とのことなので、54期が高2の今年がなんと20周年でした(ということに帰ってきてから気付きました!)。
合宿中の練習メニューとタイムテーブルもすっかり確立しました。
・即席作曲バンドによる4時間作曲セッション
・コーチの名伴奏による鼻歌作曲タイム
・エアーバンド大会
・ライブ~BBQ後の合唱発表
などなど、きっとよその学校の軽音楽部ではやっていないような面白い(そして音楽的な!)イベントがたくさんあって、間違いなく有意義な合宿になっています。
こうしたメニューに加えて、卒業生が11箇所のスタジオを一日中くまなく見学して回り、各バンド(あるいは各学年、各パート)の課題を発見し、本人たちと共に解決策や新たな目標を設定する――それが中杉音楽部の合宿スタイルです。
4日目のライブ後には、1,2年生それぞれのバンドとOBOGコーチ顧問(年によってはさらに3年生)で膝をつき合わせての反省会が行われます。短くても1バンド20分、長ければ1バンド1時間にも及ぶことがあります。以前は、この反省会の時間に技術的な指摘なども行われていたのですが、近年ではそういう要素は薄れ――技術指導は本番までのたくさんのスタジオ練習とパート練習でなされているので――、バンドとしての取り組み(や個人としての取り組み)の問題点を探り、バンドがより魅力的な音楽活動ができるようにするための方途を探る時間になっています。時に厳しい言葉が飛び交うこともありますが、それらは真に充実した音楽部ライフを送るためのアドバイスであるはずです。
ここ10年間、機会を捉えては部員たちに伝えてきていることですが、音楽部というのはPDCAサイクルを学ぶ場であり、課題解決のための方法を学ぶ場であり、合意形成の難しさを学ぶ場となっています。合宿の場合は、上記のことからも分かるように、Plan-Do-Check-Actのうち、じっくりとこれまでの取り組みを「Check(検証)」し、合宿後に次の「Act(改善のための行動)」へ向けて動き出すタイミングです。ここで高まったモチベーションを今後の活動に活かしていってください。
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