2025年 マイク大試奏会 6/14

活動レポート
宮地楽器RPM(RECORDING PROSHOP MIYAJI)の協力を得て、「いろんな(ダイナミック)マイクを試してみよう!」という趣旨のセミナー(?)を実施しました。 
 
思い付きの経緯を記録しておきますと――。もともと部員には「Myマイクを所有してみては?」という呼びかけはしておりました。その一番のメリットは、「遠慮なくグリルに口をつけて歌える」という点にあります。と、いう意味においては定番SHURE SM58を自分用に購入するのでも構わない、という話もしていたのですが、「じゃあ買ってみよう」という様子もありません。まあ、考えてみたら、15000弱のお金を払って「どこにでもあるやつ」を買うのは楽しくない買い物ですよね(私もマイカーのタイヤを買い替える買い物は楽しくありません。タイヤを買い替えたところで、素人目にはほとんど見た目は変わりませんから!)。とはいえ、マイクは声との相性の問題もありますから、高いお金を払ったのに「口を付けられる」以上のメリットが無ければ、なかなか「買ってみよう!」ことにはなりません。
 
加えて、マイクというのは、ギターのエフェクターと違ってなかなか試奏する機会も場所もないわけで――ということで思いついたのが本企画です。
 
 
持ってきていただいたのはなんと9種!
 
 
 
大きなバンドサウンドの中でないと、なかなかマイクの性能は分かりません。ですので、視聴覚室にフルセット組んで、1バンドずつ様々なマイクを取っ替え引っ替えしながら、マイクの性能の違いを確かめていきました。写真のように、PAの画面をスクリーンに映すことで、「マイクによってGAIN値がどれくらい変化するのか?」なんていうことも確認することができました。
 

ご用意いただいたレジュメも充実の内容!
 
 
何も「マイクを買え」と言っているわけではないですし、今回宮地楽器さんでの「お買い上げ」があったとしても、顧問にキックバックがあるわけではありません(←ココ重要)。ただ、こうした大々的な試奏は個人ではなかなかできないことですし、大きな音の中での「ボーカルの抜け具合」をじっくり意識する機会にもなります。「2万前後の商品と4万前後の商品では、やっぱり性能が違う」なんていうことにも気づけますし、「同程度の価格帯の場合は、多少の価格差よりは声との相性の方が大事」なんていう気づきもありました(そして、それを聞き分けるためには耳を鍛えていかなければいけないことも分かりましたね!)。また、「声量が小さい人にとってはマイクの性能の違いは出にくい」ということもわかりましたし、「合同ライブの時には、ボーカルマイクとドラムコーラスマイクは、良いものを使った方がPAがやりすそう」という気づきも得られました。
 
「弘法筆を選ばず」という考え方もありますが、昨今の高校生は機材への関心が低すぎるので、こんな機会がもっとあっても良いのではないかと思っています。また、部としても5年くらいかけて、いろんなマイクを集めていこうと思います。
 
このたびは、宮地楽器の皆様、ありがとうございました!!
タイトルとURLをコピーしました