2年連続8度目の出場となる、「西の全国大会」です。全国大会と言いつつも、大阪府下の学校の出場が半数を占めており、我々「関東勢」にとっては狭き門の大会です。東京からは、秋の連盟大会(BF)でグランプリを獲ると連盟推薦の形で出場することができますが、本校の場合は初出場の2013年以外は、一般の動画予選からのエントリーとなっています。
例年ですと、「コピー/カヴァーでは関西勢に敵いっこない」ということで、オリジナル部門のみにエントリーしているのですが、今年に限ってはひょんなことから「国内カヴァー部門」からもエントリーし、そちらが出場できることになったため、東西問わずたくさんの顧問の先生から「なんで中杉が国内カヴァー部門で?」と聞かれることになりました。そんな事情を以下にご紹介。
事の起こりは2024年11月に行った部内完コピ大会にさかのぼります。例年、秋はBF出場バンド以外が目標意識が乏しくなりがちです。そこで、みんなで同じ曲を完コピ目指して練習して、部内で発表し合おうという企画を立てました。2024年は上記リンクのとおり実施に至り、2025年も行うつもりで予定を立てました。その時に(コーチと相談して)課題曲と定めたのが、椎名林檎「NIPPON」とBAND-MAID「Choose me」でした。しかし、なんやかんやで各バンド忙しく、それを理由に2度3度…とリスケを繰り返し、とうとう「課題曲の発表は中止」ということになったのが春先のことです。(こちら、全員がやる気をもって取り組んでいたのなら中止にしなかったのですが、忙しさを言い訳にして企画に乗り気でなかった人がいたことも確かで、「やりたくない人がいるのに無理して大人がやらせても意味ないよね」ということになったわけです。)
そうした折、「大阪城」のオリジナル部門については、2年生バンドを中杉代表と決めていたために、「”NIPPON”か”Choose me”を練習した人が、国内カヴァー部門でエントリーしないか」と呼びかけたところ、「NIPPON」を一生懸命練習していた「精鋭」が集まり、今回のエントリーとなったわけです。結果として「せっかく練習していたからにはどこかで披露したい」「オリジナル部門でエントリーする2年生に負けてはいられない」という思いを乗せて、このNIPPONチームが見事、大阪城出演を果たしたのですから面白いものです。

迎えた本番。事前の予報どおり、当日は雨。ずっと雨。座れるような控室もなく、座りたかったらレインコートで雨に打たれながら客席にいるしかない、というコンディションでした。出演者や引率者、見学者はもちろんのこと、実際に音響照明ステージ回りをつかさどるESP大阪の皆さんは一番大変だったのではないかと思います。何せ楽器も音響機器も濡れて良いわけがないものばかり。ステージ上では1バンド演奏が終わるたびに、床用ワイパーでステージ上の水がかきだされていました。(機材保護の面からもそうですが、「演者が滑って転ばないように」という配慮もなされていて、本当にありがたかったです。)その一方で、各校ボーカリストは、雨にも負けじとばかりに張り切ってSM58ワイヤレスを持ってステージの縁まで来て歌うものですから、なんどもマイクが雨粒の当たる音を拾うシーンがありました。きっとESPの皆さんは何度も悲鳴を上げたくなったのではないでしょうか。(そして、いくつかの機材がダメになってしまったのではないと思います。)



本校の演奏はと言えば、オリジナルの固定バンドの活動の傍らでの練習でしたから、まだまだ詰められるところはたくさんあったようです。とはいえ、この翌週には夏の大会に向けた部内オーディションもあり、オリジナルバンドのアレンジや練習も佳境の段階。そうしたハードな状況の中で、準備してきたことは全部出し切れたのではないかと思います。

後日発表された審査結果は、「受賞ナシ」でした。100回演奏して100回間違わないような練習を積み重ねてくる大阪勢にはなかなか敵いません。同じ国内カヴァー部門で受賞した大阪府立槻の木高校さん、素晴らしいステージでした! お話した大阪の先生方は、「東京の人は大阪のコピー・カヴァーをどう見ているのか?」ということを気にしていらっしゃいましたが、その答えは「到底敵わない」です。毎年、オリジナル部門でエントリーしつつ、部員には「カヴァー部門からエントリーしても良いけど、大阪のカヴァーはレベルが違うから本選出場は難しいと思うよ」と話しています。私自身は関東圏のオリジナル文化が好きですし素晴らしいと思っています。しかし、だからといって関西圏の取り組みを下に見ることはありません。別の山を登っている、という印象です。そしてこの異文化交流こそが、この大会に出られる最大の魅力だと思っています。関西の先生からは「関東のオリジナルバンドに関西勢は刺激をもらっているから、ぜひ今後も来てほしい」と言っていただきました。ぜひ行きますので、毎年動画審査を通過させてください!!


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日程:2026年6月7日
企画:第19回 全国高等学校 軽音フェスティバルin大阪城
場所:大阪城野外音楽堂 出演:本校からは〈特別編成バンド〉
見学:無料
主催:大阪府高等学校芸術文化連盟軽音楽部会
共催:学校法人ESP学園
主管:高等学校軽音楽部連盟大阪
後援(昨年実績含):
公益社団法人全国高等学校文化連盟
社団法人大阪府専修学校各種学校連合会
NPO法人関西軽音楽振興会
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過去の同大会出場歴
2013年 49期 パピヨン
2015年 51期 87
2018年 54期 しーらかんす。(オリジナル部門最優秀賞)
2020年 56期 白昼夢まくら(web開催)
2021年 57期 lätt
2023年 59&60期 MUSTCAT(特別編成) (審査員奨励賞)
2025年 61期 月曜日には休日を
2026年 62&63期 (国内カヴァー部門)NIPPON特別編成

